モオツァルト

モーツァルト交響曲CDジャケット

モーツァルト:交響曲第35・36・38番
スウィトナー指揮 シュターツカペレ・ドレスデン

9月のはじめ(注:2007年)、クラシック音楽のコンサートを聴きに行ってきました。モーツァルトの「フィガロの結婚序曲」「ピアノ協奏曲第24番」「交響曲第36番<リンツ>」が演奏されました。ちかごろ、クラシックを聴く時間が多くなった私ですが、コンサートは初めての経験でした。

これには、たまたま好きなモーツァルトだったこと、特に好きな曲ばかりだったこと、日曜日だったことなど、ラッキーな要素が重なったゆえです。しかし、積極的にクラシックのコンサートに足を運ぶとは、大昔には想像すら出来なかったのも事実です。

そもそも、私が自らすすんで聴きにいった音楽のコンサート体験といえば、国内のロック・ミュージシャンのライヴがいくつか、今は世界的に有名となった日本人男性のボサノヴァのライヴ、来日した英国のパンクバンドが数回、小唄長唄常磐津の会…くらいの貧弱なものでした。

ただこれには、腰が重いというよりはちゃんとした理由があって、多くのライヴやコンサート、イベントなどが夜におこなわれるからで、バーテンダーという職に就いて十数年、これはなかなか因果な商売と言わねばなりません。事実ひところ、行きたいなと思わせるライヴなどが金曜日19時開演などと知ると、悔しくて仕方ないものですから、敢えてイベント情報などからは目を遠ざけていた時期もありました。


話が横へ逸れました。 ところで、以前から気になっていたことがあります。

テレビなどのクラシックコンサート放送や、それに今回聴きにいった時もそうでしたが、演奏が終わり、間髪を入れずに一部の人が競うような、そんな拍手。絶妙な「」と、素晴らしい演奏に陶酔していてハッと我に返る…くらいの「余韻」を味わいたいと思うのですが、私は気にしすぎでしょうか。求ムご意見。

オレンジ便り 2007年 10月配信分

 
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