チェイサー

西麻布Bar Orange・オーバンとチェイサー

チェイサーを直訳するとすれば「追いかけるもの」、転じてバーなどでは、アルコール度数の強いお酒やカクテルに添えて出される水のことを指します。

ウィスキーなどをそのまま飲むと、口の中や舌がカッとくるものです。それがまた良いのですが、水をひとくち含むことで、リフレッシュしてふたたび楽しむことが出来ます。

ただ、お酒の余韻を長く楽しみたいというお気持ちからか、チェイサーにいっさい手を出さないお客様もなかにはいらっしゃいます。西麻布バーオレンジでは、ストレートのお酒には必ずチェイサーも添えるようにしていますが、もちろん手を付ける付けないは自由です。決まりはありません。

ふつう、チェイサーを頼むと冷たい水が出てくるのが一般的だと思います。ですが、チェイサーはなにも水だけに限りません。ソーダやトニックやジンジャーエールでも、温かいお湯でも構いません。もっと言えば、ソフトドリンクでなくとも良いのです。カルヴァドス(リンゴのブランデー)のチェイサーにシードル(リンゴのワイン)、バーボンのチェイサーにビールなどは悪くない組み合わせでしょう。実際、ビールをチェイサーにするお客様は数多くいらっしゃいます。

わたくし事ですが、個人的にはシングルモルト・ウィスキーのチェイサーに、黒ビールのギネスを頂くのが好みです。そこに、ハギスかフィッシュ&チップスがあれば申し分ありません!

…という風に、バーやレストランなどの公共の場におけるマナーを尊びつつも、その範囲のなかではもっと自由に、そして楽しい時間を過ごしていただければと思います。また、そのお手伝いが出来ればとも思っております。

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