「トロワ・リヴィエール 1977」ラベル
カリブ海のフランス海外県・マルティニーク島のラム酒
さて、今年(注:09年)も、この時期の恒例となりました、
「 ツール・ド・フランス 」
の話題から。またか、とウンザリした顔をしちゃいけません、今年はちょっと、いや、多いに違うのです。
というのも、今回のツールは日本人選手が出場!近代ツールとしては、戦後二人目の快挙、しかもジャパンマネー狙いの客寄せパンダではなく、いえ、商業スポーツですから、それ自体を否定するものではありませんが、彼の場合は確かな実力。
ツール出場選手の発表後、昨今の自転車ブームと絡めて、普段の冷遇も何のその、マスコミの熱狂もさぞかし、と思いきや、相変わらず万年3位のビーチの妖精か、イチローばかり。
でも、ロードレース好きは達観してます、慣れっこです。冷静に考えればむしろ、馬鹿騒ぎに振り回されずに済むというものです。この辺の、少しヒネくれた心理は昔の虎キチと似てます。
出場!即!大活躍!のようなあおりは、サッカーや五輪のスノーボード等で既知のとおり、百害あって一利無し。ツールもチーム競技ですから、チーム内の全員が1位を目指すわけでなく、当然、役割というものがあります。(サッカーのゴールキーパー)楢崎選手が、得点王を狙うのを想像しにくいのと同様。
ただ競技は水もの、しかも3週間以上にわたる長丁場。流れによっては作戦変更など、何がどうなるかわかりません。野茂投手が逆転ホームランを放つ事だってあり、まぁ、それくらいの気持ちで、彼には無事に最終日、パリ・シャンゼリゼに帰ってきてもらいたいと願うのです。ツールの完走自体、大変なことですが。
でも一日くらいは、逃げに逃げて、集団が追いつくまでの数時間、数億人が見守るテレビ画面を独占して欲しいなぁ。いや、これもスポンサー並びに自分をアピールする重要な役目。逃げ切れればなお良し。何しろ、逆輸入の形で海外で脚光を浴び、初めて大騒ぎをする国民性、最近だとピアノの辻井さん騒動の如く。ロード後進国の日本に光を。
行け行けっ! 新城 幸也( アラシロ ユキヤ )!
オレンジメイル 2009年 6月配信分
追記:つい先日、お客様にオレンジのメールマガジンとして配信したばかりですが、我慢ならずウェブにもあげてしまいました。新城選手がステージ優勝しようものなら、それでもマスコミはスルーしちゃうんでしょうか。国内の放映権など、難しい問題はあるのでしょうけど。
新城選手の発表が09年6月16日頃、このあとすぐ、上記の内容でオレンジメイルをお客様に配信したのですが、それから2週間、新たにもう一人「別府 史之(ベップ フミユキ)」選手も出場が決定!盆と正月がいっぺんにきたような…、とはこんな感じ?
■ 新城幸也選手 公式ブログ 新城幸也の今日もチバリヨー ■
■ 別府史之選手 公式サイト Life is Live! ■
なお写真は、新城選手が所属のフランスチーム、
「 Bbox Bouygues Telecom( Bbox ブイグ テレコム )」
のエース格、トマ・ヴォクレール選手が幼少を過ごしたフランス海外県、マルティニーク島産のラム「トロワ・リヴィエール」のボトルラベル。あまり関係ない? いや、そんなことない。
いっぽう、別府選手の所属はオランダに拠点を置く、
「 SKIL SHIMANO( スキル シマノ )」
というチームです(なお、10年2月 Team Radio Shack( チーム レディオシャック )に移籍)。