昨年の事ですが、映画「ミニミニ大作戦」を観ました。数年前にリメイクされた版ではない、オリジナル版です。
昔から気になっていた作品でしたが、近頃ではDVD2作品で¥2500と安価で手に入るので衝動買いしました(もうひとつ一緒に買ったのは、ダビングのビデオしか持ってなかった「さらば青春の光」)。
英国車のミニクーパーを使い、金塊を強奪する集団犯罪劇ですが、何とも非常に感銘を受ける作品でした。時にトロく感じますが、それはすでに現ハリウッド路線に毒されている証拠でしょうか、特にあの結末の見せ方にはリメイク版はもとより、昨今の超大作には戻れない程の余韻と味わいがありました。そして音楽もよかった!
戯れにネットでの評価をみてみると、リメイク版の方に関する若い人の書き込みが中心で「邦題にひいてしまう」(原題は「イタリアン・ジョブ」)や「ぜひ続編を望む」(あなたの観たのが続編です)等、1969年版を知らない人が多数でした。その他に収穫だったのは、マイケル・ケインやノエル・カワードという俳優を知ったこと。
何はともあれ、うちの幼稚園児はミニカーのミニクーパーを使って、毎日映画の再現をして楽しんでおります。
オレンジ便り 2007年 3月配信分
追記:「ミニミニ大作戦」という邦題、私は良いと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。上の写真は、息子が映画の再現あそびをして、塗装もボロボロになったミニクーパーのミニカー達と、奥に見えるのがDVDのパッケージです。