近頃は「エコ」「モッタイナイ」などが叫ばれております。だからという訳ではありませんが、今年(注:当時)のはじめ、我が家三人分の「マイ箸&箸袋」を揃えました。
新聞の文化欄で紹介されていたこの箸袋、なかなかの優れものです。和柄の布を紐でクルクルッと巻いてとめるのですが、エンピツキャップくらいの大きさのケースが付属してあり、箸の先をそれに収めることで、使用後も箸袋を汚さずに済みます。プラスチックの箸箱と違ってカタカタ音も気にせずに持ち歩けます。
色違いの箸袋三種、新宿の雑貨屋にて購入。お箸は東京ミッドタウンの専門店で。
そこでふと思うのです。私たち家族三人が、店の割り箸を使わず、三膳が浮いたとして、どれほどの効果が見込めるのだろうか…と。
と言うのも、三膳浮いたくらいでは、きっと翌月だか翌年の割り箸生産量に変わりはないはずで、むしろ箸を洗う水道量と洗剤を考えると、疑問も湧きます。
でも、たとえば国民一人あたり平均、年間十膳の割り箸を使うとして、年間十億膳の割り箸が浮くとなると、これは大きいです。
十億膳の水道水を使いますが、十億膳分の割り箸を燃やさず、十億膳分の山の樹木が丸々残って育ち、山頂からの川の流れもゆるやかになり、氾濫や鉄砲水も減るんじゃないでしょうか。個々は微力でも、まとまれば効果ありそうですね。とは言え、常にマイ箸を持ち歩くのも大変です。突発的に店に入る事もあります。
そこで提案です。いま、ほとんどの人々が必ず身に付けているものと言えばケータイ電話。このケータイ電話のアンテナに、お箸の機能を付加します。そうすると…
- 1.
- 普段は携帯電話の通信・通話のためのアンテナ
- 2.
- 食事の時は取り外して伸縮性のお箸として
- 3.
- 箸の時は送受信不可能なのでゆっくり食事
- 4.
- そして環境に優しい(=エコ)
…どうです、一石四鳥です。洋食の時は、フォークの先の形をしたアタッチメントを、ケータイストラップにして商品化(別売)。ばかばかしい発想が実を結びます。
かく言う私はケータイを持っていないので、どちらにせよ、マイ箸を持ち歩きますが。
エコだインダストリアルだと、なんだか社会派の様相を呈してきたオレンジメイル。ちかごろのケータイはアンテナ内蔵だし、上記の数字にはなんら根拠がある訳でなし、まぁ、書きながら、ふと思いついた冗談です。
オレンジメイル 2008年 8月配信分