日常あれこれ【小ネタ集1】

長沢セツ・スタイル画

新宿「セツ・モードセミナー」という美術学校の主宰者、故・長沢節(ながさわ・せつ)。スタイル画のイラストや水彩画に留まらず、セツ先生のカッコイイ生き方やその人柄に、いまなお、多くの人々を惹きつけてやみません。そのセツ先生の展覧会が、文京区の弥生美術館において開催されます(注:当時)。今までご存じなかった方も、躍動感あふれる一本の線、ハッとさせられるひとつひとつの色彩…など心に染みわたること間違いなしです。
(右写真:SETSUカレンダー 1992年版より)

オレンジ便り 2004年 5月配信分



街中に、キンモクセイの香り漂うこの季節、実に気持ち良い散策が楽しめます。自動二輪の免許しか持たない私にとって、今のところ操縦できるクルマといえばベビーカー。これに息子を乗せて(注:幼少の当時)歩くのが、ちょうどいい運動と気分転換になってます。場所柄すこし不便な西麻布ですが、夕暮れの散歩のあとに是非お立ち寄り下さい。

オレンジ便り 2004年 10月配信分



宮尾登美子・文庫本

小説「序の舞」「櫂」「鬼龍院花子の生涯」などの作品に代表される作家・宮尾登美子。定期的に何度も本を手にして読みたくなります。近ごろの、比較的歳若な作家のかたの平坦な文章や内容にはない、むしろ、今では馴染みの少ない言い回しなど(勉強になりますが)、一見取っ付きにくい印象にも関わらず、ふしぎにもページを開いた瞬間から引き込まれます。やはりその作家が持つ力というものなのでしょうか、特に宮尾さんの場合は、言葉のリズムのここちよさ。そして、日本語の持つ美しさ。没頭しちゃいます。

オレンジ便り 2004年 4月配信分


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